第1回音楽講義のお礼と学び

第1回目のオンライン音楽講義を終えて、
Zoomにご参加くださった皆様から
「こんな面白い講義、はじめて聴いた!」「音楽の世界って本当に深いんですね〜」
「こんな勉強の仕方、知らなかった、、、」「2回目もぜひ参加したい!」etc…
ありがたいお言葉をたくさん頂戴しております。

 

改めまして、
7月28日はお忙しい中、イデア・ミュージック・アカデミー初の企画【オンライン音楽講義】にご参加くださいましてありがとうございました。
はじめての企画で、不手際もあったかと存じますが、ご参加くださった皆様のあたたかな雰囲気の中で第1回目の講義を終えることができました。

 

私自身は、学生時代以来の音楽講義受講に、懐かしい気持ちになったとともに、
「夢の楽譜制作に向けて、ますます頑張って勉強しなければ!」と、身の引き締まる思いでした。

 

今回の講義テーマは、【バッハの目線に立って〜プラトンのイデア論〜(インベンションを通じて)】でしたが、
学院長が講義の中でお話された内容は、講義テーマ内のワードに留まらず、ところどころ寄り道されたところが非常に印象的でした。

 

何年か前に、ある精神分析家の先生が、
「私たちは、心の中のことを学んでいく時に、あるひとつのことだけを学んでいくわけではない。東を学んだかと思えば、西を学び、北のほうのことを学んだかと思えば、今度は南のほうのことを学ぶ。そうして、全体を見渡しながら、あぁ、世界は広いんだなぁ、その中で様々なことがつながりあっているんだなぁ、とだんだんわかってくる。心を学ぶというのは、そういうことです。」
と仰っていたのを思い出し、今回の講義にも何か通じるものを感じました。

 

音楽、哲学、数学、美術、宗教、、、見たところ分野の違う様々な世界が、織り重なり、混ざり合い、、、
それらのハーモニー(調和)がまた、歴史の偶然とうまく組み合わさって、ヨーロッパ芸術を見事に築き上げてきたのだと、
深い感動を味わえたひとときでした。

 

私は普段、子供たちのレッスンの中で、子供の行動を観察する機会に多く恵まれておりますが、
子供の持つ《子供らしさ》というのは、本当におもしろいものです。
全く関係のないことをしているように見えて(大人の目線から見れば、非常に無駄な、、、)成長と共に、きちんと色々なことがつながってくるのです。
とくに、男の子の成長においてそれを感じることが多いでしょうか。子供たちも、あっちこっちしながら、広い世界を学んでいるのでしょうね。
人生の学問に近道はなし。子供たちの学びの意欲を、上手に良い方向へ導けるよう、一指導者として、日々心がけたいものです、、、。

 

と言いながら、まさにこの文章まであっちこっちしてしまいましたが、第2回目の講義も、ぜひぜひ、たくさんのご参加をお待ちしております。
Zoom講義後のディスカッションタイムでは、なるべく皆様の質問が出尽くすまで、自由参加にさせていただく方向です。
前回やそれまでの回の内容に関する質問でも構いませんので、ぜひ積極的にご活用ください。

 

 

イデア・ミュージック・アカデミー
東海教室主任講師
日野 あゆみ

 

https://ideamusic.net/main/wp-content/uploads/2022/07/第2回オンライン音楽講義のご案内.pdf