5月10日土曜日、イリーナ・メジューエワさんのリサイタルを聴きに、岐阜サラマンカホールへ出かけてきました。

今回はオールショパンプログラム。

使用ピアノは、日本ピアノサービス株式会社様所有の《1925年製　NEW YORK STEINWAY CD135》でした。ピアノの音がサラマンカの荘厳なパイプオルガンとも共鳴して、ホール全体に美しいショパンが奏でられていました。繊細なppも驚くほどに艶やか…。感激です。

イリーナさんの演奏はこれまで何度も聴かせていただいておりますが、やはり生のコンサートは格別です。聴かせていただく度に新しい響きとの出会いがあり、「この曲にこんな素晴らしいところがあったんだ！」と感動の連続…。

余韻を心に味わいながら聴いたマズルカアンコールのあと、イリーナさんがピアノの方に手を向けられてピアノへの拍手を促された時は、楽器への深い愛情と信頼を感じ、胸が熱くなりました。

イデア・ミュージック・アカデミー
東海教室主任
日野あゆみ