前回の講義から、随分と時間が経ってしまいましたが、
10月20日の音楽講義では、
いよいよベートーヴェンに突入致しました。
日本でも大人気の作曲家ベートーヴェン。
もちろん大天才である事は確かですが、
歴史的背景、そして類い稀なる教育により、
その才能が大きく開花した過程をお話させて頂きました。
漠然としたイメージに留まらず、
自らの理念信念を音楽にして、
何とか人々に伝えようとした大作曲家達の葛藤、そして苦悩。
そのエネルギーが本当の表現となり、
時代や国を越え、未だに私達の心を捉えて止まない強烈な音楽…。
そのエネルギーに満ち溢れたベートーヴェンの音楽を代表する、
交響曲第5番vs第6番が次回のテーマとなります。
ベートーヴェンが如何に自らを整え、
感情をコントロールしながらも利用し、
相反する世界を表現したのか…。
その世界に少しでも近づければと思います。
また前回は大変嬉しい事に、
講義後のディスカッションが大変充実した、
そして実りあるものとなりました。
長時間となりましたが、
皆さまお忙しいところ、お時間を取って下さり、
本当にありがとうございます。
次回も、音楽を通じて、
人生、教育、
どうぞ宜しくお願い致します。
イデア・ミュージック・アカデミー
学院長 中西誠