中西誠ピアノリサイタル《無窮への憧憬》最終章 終演御礼
中西誠ピアノリサイタル《無窮への憧憬》最終章 終演御礼

11月30日(土)奈良秋篠音楽堂にて、中西誠ピアノリサイタル《無窮への憧憬》最終章を開催しました。

 

ベートーヴェンの後期三大ソナタ(Op.109 、110、111)とディアベッリのワルツによる変奏曲(Op.120)という長大なプログラム、そして1925年製のピアノ《NEW YORK STEINWAY CD135》を持ち込んでのコンサートでした。

長い演奏時間にもかかわらず、本当に多くのお客様が会場に足を運んでくださいました。心より御礼申し上げます。

 

朝9:00 ピアノ搬入。男性5人で舞台袖への傾斜を押し上げます。100年前の名器・・・緊張です。

 

調律 CD135の所有者でいらっしゃる日本ピアノサービスの磻田さんが艶艶の美しい音色に仕上げます。

 

リハーサル中。
開場まであと少し。この頃、6階ロビーのドアの向こうには12時前からお客様が並びはじめられ、瞬く間に長蛇の列が・・・。

 

12:30開場です。(写真は開場前のもの)

 

たくさんのお客様。いよいよ開演です。(写真は休憩時のもの)

 

街中に様々なジャンルの音楽が溢れるようになった現代でも、クラシック音楽はその普遍性において一目置かれる存在でありながら、世界中の人々に愛されています。いわゆる「名曲」や耳馴染みのある曲を集めて聴衆を魅了するようなコンサートが多い中、今回の演奏会は、決して“聴きやすい”“気楽な”プログラムではありませんでした。それにも拘わらず、客席には小さな小学生を含めた幅広い世代のたくさんのお客様が見え、CD135の美しい音色に乗って奏られるベートーヴェンの世界に最後まで静かに耳を傾けてくださいました。
幼い頃から宇宙への憧れを抱き、自然を愛し、音楽を愛したベートーヴェンは、人生におけるあらゆる苦難を乗り越えながら、最後まで『人間を超えた存在』への畏敬の念を、音楽で表現し続けました。そのベートーヴェンが最後に書き遺した作品が、今まさに生み出されたような神秘的で幻想的な時空間を、多くのお客様と共有できましたことに心から感謝いたします。

 

協賛をいただきました Kyotanabe Music Promotion 様、
後援をいただきました 一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(PTNA)様、高の原音楽芸術協会様、
ありがとうございました。心より御礼申し上げます。

 

 

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