日ごとに秋が深まってまいりました。
先週、相模湖交流センター・ラックスマンホールにて、イリーナ・メジューエワさんのラヴェルピアノ独奏曲全曲演奏会VOL.2が行われ、大学生の生徒さんと一緒に行ってきました♪
第2回目のプログラムは、
♪ プレリュード
♪ グロテスクなセレナーデ
♪ 高雅で感傷的なワルツ
♪ 亡き王女のためのパヴァーヌ
♪ ソナチネ
♪ メヌエット嬰ハ短調
♪ ハイドンの名によるメヌエット
♪ クープランの墓

大変贅沢なプログラム。
第1回目の公演から4カ月ほど経ちますが、不思議とそんなに時間が経った感覚がなく、ラヴェルの音楽にどっぷり浸ることができました。
メジューエワさんの《亡き王女のためのパヴァーヌ》は何回か拝聴しておりますが、ラヴェル全曲演奏会の中で聴くパヴァーヌは、これまでとは違う作品のように聴こえました。また、ラヴェルは、多くのピアノ作品をオーケストラ版に編曲していますが(その反対もあります)、メジューエワさんの演奏は、あたかもオーケストラで演奏されているかのような響きで、そこにはドラマもあり、まるでオペラを鑑賞しているかのようでした。
そして、日本ピアノサービス株式会社さんの所有するニューヨークスタインウェイピアノは、1922年製造及び1925年製造も、どちらも個性的で素晴らしい楽器で、現代のピアノとは異なりますが、それぞれのピアノの素晴らしさを引き出されるメジューエワさんの演奏が一層これらの楽器独特の魅力を伝えてくれます。


会場の相模湖交流センターさんのラックスマンホールも、東京からは少し距離がありますが、天井が高く、響きもよく、とても温かい雰囲気で、好きな会場の一つです。
抜粋でラヴェルの作品を聴くことと、ラヴェルだけを聴くことと、きっと聴こえてくるものが違うと思います。
これから京都や愛知でも、同プログラムの公演が開催されるそうですので、この機会にお近くのかたはぜひぜひ!!
【京都公演】

【愛知公演】

イデア・ミュージック・アカデミー
東京教室
磯恵美